2回目の新血管内治療を終えて・・・感じたのは
今回も、免疫応答の症状とされる 熱発もリンパ節の痛みも
期待を裏切り、自制内のものであった。

単純に考えれば、熱も痛みもないほうがいいに決まっている。

けれど、新血管内治療においては、熱も痛みもあるほうが
治療が奏功している証しだった・・・

「痛いほうがいいなんて、変な治療だよねー」と師長が言っていた
のを思いだす。でも理論的には納得がいくから、体温計の数字が
上昇するのを願う・・という矛盾した気持ちで彼を見守る・・・

ふと、想いがよぎる・・・
治療箇所に追いつかないほど、癌は水面下で加速して
増殖しているのではないだろうか・・・
前回、治療したことで 癌細胞が決起集会を開いて
一気に攻撃をしかけようとしているのではないか・・・

そう思ってしまう要因が ペインコントロールの乱れにも現れている
ような気がした・・・治療の効果としての痛みなのか、癌の進行に
よる痛みなのかがわからないのである・・・

治療後、院長とサプリメントの在り方について話している途中、
痛みの判定について問いかけてみた・・・

院長も「どっちの痛みか、それがわからんから困るんや」と言う。
私が「癌の痛みなら赤!治療効果の痛みなら青!というように
体の表面にリトマス紙のように色で出てくればいいのにねー」と
言うと、院長は「ほんまやな・・・それができたら凄いでー」と
感心していた・・・

痛み・・痛み・・痛み・・同じ痛みという言葉なのに
こんなに明暗をわける痛みがあるんだ・・・

今、何を1番願うか・・・それは癌の痛みの除去である・・・
もちろん癌の治療は、大前提の上でである・・・
治癒への望みは、いつだって抱いている・・・けれども、
現実の中で押し寄せてくる 癌性疼痛は ひっ迫したものがあった。

やみくもにMSコンチンを増量すればいいというものではない。
ドローな状態で、1日という時間を過ごすことを
彼は望んでいないし、それは彼であっても、彼ではないと思えた。

どんな状態に陥っても・・「らしさ」だけは失いたくない・・・
答えなんて、先に見えるものではないから・・・
行動した結果が 答えなのだから・・・

そんな私自身の心情を、院長に伝え・・
次回から受けるリンパ球療法との併用治療の効果を聞いてみた。
リンパ球療法そのものだけで、癌を殺傷することはできない・・
強いていえば、リンパ球療法によって活性化した免疫細胞が
癌細胞に攻撃を挑むということだ・・・

クリニックで採血して調べたデータにおいて、癌細胞と闘うべく
精鋭の要であるヘルパーキラー細胞の活性数値は 著しく低い・・
やってみなければ結果はわからないが、データ的には可能性は
低い・・・でも彼は痛みを、麻薬でなく治療で改善しようと 必死に
努力しているのである・・・

誰にも、それを否定する権利なんてないのだと思った・・・

再来週から受けるリンパ球投与は、点滴のみ・・1時間ほどで
終わるから、日帰りでも可能だった・・・

その大阪への通院が苦痛を感じないためにも
ペインコントロールの見直しは 第1の課題だ・・・
私の中では、緩和ケア専門病院でのコントロールが心に浮かん
でいた・・・