癌(がん)ってなんだろう・・・
固いしこり・・悪性腫瘍・・悪性新生物・・
さまざまな表現がある・・・
病気にも、さまざまな病気がある・・・
障害にも、さまざまな障害がある・・・
世間一般に知られている病気でない、
聞いたこともないような病気も存在している。
病気にしても、障害にしても
人は、その状況になってみないと
その痛みや辛さは理解できないし・・・
ましてや「生かされている意味」など考えたりも
しないのかもしれない・・・
「血管内治療」と聞いたら、癌ではなく
他の病気を想像する方も多いかもしれない・・・
私たちは、抗がん剤を使わない=副作用がない
そして入院の必要がない・・・
その2点に心が動いたのは確かだった・・・
一般の抗がん剤治療は、前回でも書いたように
正常細胞にまでもダメージを与える。
告知を受けたあと、治療法を選択する余地もないままに
抗がん剤4クールを施行し、5クール目を勧められながら
ケモを打ち切った・・・
主治医は、奏功しているだけに勿体無い・・
そんなニュアンスを含みながら「そうですか・・」と言った。
彼の気持ちの中には「抗がん剤5クール目」の治療の選択も
あり!だった。妥協できなかったのは抗がん剤そのものより
入院しなければ治療はできない!という提示だった・・・
そんな矢先に見つけた「血管内治療」
心が動かないはずがなかった・・・
すべての費用も含めて、300万ほどは「血管内治療」に
かけてみようと思ったのだろう・・・
昨日のコメントでもいただいたように・・
harupinは、そのクリニックで出逢った素敵なナースです・・・
彼女は本当にいつでも出逢った患者さんの力になりたいと
全力で関わってくれるかたです・・・
癌治療は、心も体も本当に連鎖で様々な症状が出現します。
治療そのものは、医師が行なうかもしれませんが
細やかな部分の心と体のケアを求めるには、難しい場合が
多いと思います。そんな時に寄り添ってくれる彼女の存在は
本当に患者さん自身は勿論・・家族のかたにとっては言葉で
言い表せない大切な存在です。
不安に思う事・・ささいな不安を取り除くことが癌への免疫アップ
に繋がります・・・
抱え込んでいる不安を、よろしかったら語ってください。
微力ながら・・ここに訪れてくれる方の「想い」を抱きしめたいです。
癌と共存するのは・・癌を抱えているご本人で・・
どのように癌と関わっていくかを決めるのも、歩く時間も、止まる時間も
ご本人の心と体のバランスだという現実・・・
癌に対する万能の特効薬が現れるまで・・現れることを信じて・・
生きていくこと・・生かされていることを感じ、現実を直視し
自分の時間を刻んでいくことが ある意味、癌との共存につながるの
かもしれないと思えてきました。
お金をだせば末期癌が治るのなら、借金してでも治療するでしょう・・
お金で解決しないもの・・買えないものが人の命であり、心なんだと・・
そのことを学ぶ場に感じた、私たちの血管内治療でした。