癌((がん)と共存!愛は癌(がん)よりも強し!心と体のケア法☆

彼の癌と共存した2年間で学んだ癌の知識、試した癌の治療法・抗癌剤、代替最先端治療、サプリ、ホスピス、在宅ケアまでの全ての情報を 今、闘病で辛い想いをされている方に伝え、少しでもお役に立てればとの想いから発信する実体験ブログ

告知について

末期がん告知の事、そしてリビングウィルについて・・5

癌告知・・ううん末期癌告知・・そして余命告知・・
彼の場合、何もかも1度期に・・淡々と告知された・・・
彼は、「それでよかった」と言っていた・・・
正直、私もそれでよかったと思っている
(余命に関してはどうかな・・??)
だけど・・・告知の仕方、そして告知後のフォローに関しては
最初の主治医には言葉にはださねど、憤りを感じたのは事実だ。

医師としての知識、経験、治療技術と共に「告知技術」も意識して
ほしいなと思いました。インフォームドコンセントという最先端的な
名前同様、「義務」のみで告知されてしまうと、冷たさのみが心に
いつまでも残って、癌治療そのものよりも受けた傷跡は大きく・・・
あとあとまでも癒されないものになりうるのではと思っています。

癌告知は、最初から本人に直接・・というケースは、告知なくしては
治療が困難という癌の種類もあったり、完治の見込みがある場合は
殆ど本人に告知されるのですが、末期がんで余命が・・という診断に
なると、先に家族に告知されることのほうがまだまだ多いわけです。

本人から「事実を言ってください」という要望があったとしても、家族が
「本人には言わないでください」と言えば、家族の反対を押し切ってまで
本人に告知する医師は殆どいないのではないでしょうか・・・
なぜ家族は反対するのか・・・
「可哀相で言えない」「半狂乱になったら・・、ショックで自殺したら・・」
「事実を知ってしまった本人と、どんな話し(接し方)をすればいいのか」
「最後まで治るという希望をもたせてやりたい」
「歳もとっているので、穏やかな気持ちのまま逝かせたい」

さまざまな告知後に予想される事態を回避しようとして、家族として
「告知はしないでください」という結論に至るのだと思います。
ただ・・告知しないのも「大変」です。
本人が「言葉にする、しない」は別にして、「病状がよくならない」ことに
疑問をもちます。そしてそれは病院に対し、医師に対しての不信感に
繋がり・・そのことを家族に言っても、なんとなく流されるような気がする。
嘘をつくこと・・つかれることの心理的な葛藤、作用にはとても辛いものが
あると思います。
こんな場合は事実を言ったほうが本人の気持ちが落ち着きます。

大切なことは、「伝えかた」なんだと思うのです。
医師にしても、立場的にも過大に感情移入などはできないでしょうが
「あなたの病名と治療法の選択肢はちゃんと伝えましたからね」という
ものは、ますます不安や絶望感を増強するだけのような気がします。
1から10まで、すべてを伝えれば「それで告知義務は果たした」には
ならないと思います。特に「余命」に関しては・・・

最初の診断の時点で、耐え難い痛みや、すぐにでも対処しなければ
命の危機に関わるというものでなければ、そんなに焦ってその場で
すべての告知をしなくてもいいのではないのかと・・・

10人いれば10とおりの・・100人いれば100とおりの心があり、環境
がある・・そのすべてに完璧な告知の仕方なんて初診で分かってほしい
なんてことは無理な話しでしょう・・けれど病気だけを診るのでなく、
その人の全体像からの症状を推測しての、目と目を合わせての、挨拶
を交わしてからの「心情の診断」も同時にできるような医師であって欲し
いな・・今はパソコンの画面ばかりみてる医師が多いような気がする・・

そんな環境で告知→インフォームドコンセントを淡々と行なわれ感情の
整理をする間もなく、部屋をでなければならないような環境は配慮不足
じゃないのかなと思う・・・告知にも、もう少しプロセスがあってもいいので
はないでしょうか・・

癌の告知・・特に末期がんは特に告知後のケアに関して配慮していかな
ければならないことが多く・・本人、家族、医療チームがひとつになって
「生きること、生かされていること」を見つめていかなければならないの
だと思います。
緩和ケア科が「癌の診断時」から「心のケア科」として同時進行で受診で
きるようになるといいのにな・・・

癌の告知の事と共に考えておかなければならないなと思う事のひとつに
「リビング・ウィル」やレット・ミー・ディサイドの「治療の事前指定書」などが
あります。ここまで書こうと思っていたのですが、少し長くなったので
次回にしたいと思います。


医療の現場に関わりながら、同じ時間は2度とやってこないんだという事を
「忙しい」という感覚を打ち消すように心で呟きながら、仕事をさせて頂いて
ます。最近ブログの更新がなかなか出来ないこと、そしてその内容に関して
大切なかたたちから心配のメールや電話をいただきました。

もうすぐ、また検診があります。その時にまた精査となれば・・・
ちょっと考えるかな・・・ただ、自分の中の「リビング・ウィル」ははっきりして
いるので、なにか変調があればひとつひとつ行動してゆくつもり(笑)
今は自分で生活してゆくことと、そのライフスタイルを楽しく自然体で
過ごしていきたいと思ってる。
このブログも、ある意味自分の為に書いてるのかも・・です(^^)
kyoはしっかり地に足をつけて生きてますので、ご安心を!
「生かされてる」って本当に「感謝」です!

 

がん告知・・・【癌(がん)と共存!】4

        がん告知の在り方・・・

 現在の医療の現場における がん告知の現状について考えてみた

 昔と違い、現在ではインフォームドコンセントという名のもとに・・・

 治療の選択肢は、患者サイドという時代になってきている・・・けれど

 本当に患者主体であるかというと、そうは思えない・・・

 癌告知そのものに関しても いまだ賛否両論であると思われます。

    自分が、もし癌だとしたらどうだろう?

    真実の告知を望みますか?

 現在は、痴呆の方・・・癌告知を受けたら、性格的に判断して自殺の

 可能性があるとみられる方・・・等、よほどの理由があると判断された

 方以外は、大体は本人に先に告知するか・・まずは家族に告知し

 段階を経て本人に告知というのが殆どではないかと思います・・・

 癌治療は、特殊な治療です。特に抗がん剤、放射線治療には、

 顕著なる辛い副作用が伴います・・・がんと告知せずに、これらの

 治療を行えば、ご本人の心には まず疑問が浮かぶと思います・・

 そして、その疑問に対して嘘を重ねてゆくと、次は不信感が助長

 されてゆきます・・・ネガティブな考えは 癌治療においては100%

 マイナス要因だとされています・・・何よりも重要な点は「嘘をつく!」

 ということの心理的苦痛です・・・特に看護にあたる家族のかたは、

 想像を絶する葛藤が続くわけですから・・・「嘘も方便」と言うけれど

 癌治療の場合の「嘘」はプラス要因の為の「嘘」であるべきだと・・・

 私は思います・・・難しい問題だと思うけれど、告知する、しないの

 選択肢を誰が決めるのか・・・それは、現時点においては・・まずは

 医療従事者(専門家)のカンファレンスから始まると言えると思いま

 す。そこから、本人にダイレクトに告げるのか、一旦家族に告知し

 本人に告げるかどうかの選択にはいると思います・・・ 

 そこから先の選択肢は、個人個人違うし、家族単位で判断基準が

 違うと思うので、一概に言えない部分です・・・

 ただ、私個人的に思うに 問題の根本は、現在の医療現場の環境

 にあるのではないかと思っています。これはセカンドオピニオンを

 繰り返し、さまざまな病院を受診し、そして最後に・・ホスピスを選択

 したから そう感じるのかもしれませんが・・・大体が癌と診断される

 のは、最終的には検査診断→治療のできる地域内の大病院です。

 2時間3時間待って、診察5分・・というような繁雑した病院・・・

 その忙しさに追われる中で、本当に患者さんの全体像が把握でき

 るかというと、無理難題に近いかもしれませんね・・・

 インフォームドコンセントと称するものも、ともすれば慌しい時間の

 合間をぬっての 業務の一環みたいになっているような・・ゆっくり

 じっくり向かい合い 受け止め、傾聴する・・・という事とは実際問題

 程遠い感じがしました。精神的ケアを行い、信頼関係を築き、一緒に

 辛い癌治療がんばりましょう!という空気の共有は感じられませんで

 した・・・医療者サイドの形式に乗っ取った 癌告知だった気がします

  人ひとりの、大切な命に対しての 重大な真実を告げるからには・・

 真実を、柔らかく優しく包み込む 心のケアが大切だと思います。

 取り残された想い・・・見放されたような想い・・・そんな想いにさせて

 しまわないような、告知方法と、告知後のサポート体制が、これから

 の癌告知に関して課題とされる点なのではないかと思います・・・

 「生きることへの希望につながる」告知であって欲しいなと・・・切に

 願っています・・・

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kyo












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