癌((がん)と共存!愛は癌(がん)よりも強し!心と体のケア法☆

彼の癌と共存した2年間で学んだ癌の知識、試した癌の治療法・抗癌剤、代替最先端治療、サプリ、ホスピス、在宅ケアまでの全ての情報を 今、闘病で辛い想いをされている方に伝え、少しでもお役に立てればとの想いから発信する実体験ブログ

癌を感じながら・・・

最後の記念日・・【癌(がん)と共存!愛は癌(がん)よりも強し!】5

ホスピスへのペインコントロール入院までの間に
私たちの記念日が、そこにはあった・・・
ホスピスを訪れ・・痛みが消えた1日は
神様からのプレゼントだったのかもしれない・・・

翌日の夜には、眠れないほどの痛みが襲ってきた
もちろん、ホスピスから貰っていたレスキューを飲んで
その場はしのげたのだけれど・・・

癌の進行による神経の圧迫や、骨への浸潤による痛みは
やはり・・モルヒネの効果は期待できなかった・・

ボルタレン鎮痛薬入りの湿布を貼ったりさすったり・・
痛いところに手を当ててあげるのが 1番落ち着くようだった

私は早くコントロール入院の日がきて、この痛みに対応できる
痛み止めを処方して欲しいと願うだけだった・・・

そんな状態のなかで・・
彼が、「出逢った海に行こうよ・・今日は記念日だよ・・」と言う
記念日であることは、勿論 私もわかっていた・・・
けれど、車で1時間以上かかる場所・・
彼の今の状態を考えると・・とても言い出せることではなかった

「往復で、3時間くらいかかるよ・・大丈夫なの?」と聞くと
「今日行かなかったら・・もう2度と行けないよ・・行きたいんだ」
彼は「最後」という言葉を選ばなかったけれど・・・
瞳は・・遠くを見つめていた・・・

「わかった!行こう!」

腰や背中の痛みに対して安楽のポジショニングができるよう
クッションやバスタオル等をいくつか持ち、夜の海へでかけた。

彼は、薬のせいもあって・・車の中では ずっと眠っていた・・・

想い出の海に着くと・・・
車が止まった事に気付いた彼が目を覚ました・・・
海を前にして・・彼の瞳が輝いた・・・
「来れたんだ・・よかったなぁ」
車から降りて、短い時間だったけれど手を繋いで砂浜を歩く・・

出逢った夜のことが 昨日のことのように甦る・・・

車に戻ると・・彼が小さな箱を渡してくれた・・・
「何?どうしたの・・これ?」
「記念日のプレゼントだよ・・昨日買ってきたんだ」
「誰が?」
「自分で買いに行ったんだよ」
私は信じられなかった・・けれど話しを聞くと本当らしい・・

彼は、あの痛みが消えた日の翌日・・
息子さんに店の前まで一緒に付き添ってもらい、そこからは
ひとりで買い物をして、ひとりで歩いて帰ったらしい・・・

彼は痛みが消えたことを、「記念日の日のために1日だけ
神様が俺に動けるように魔法をかけてくれたんだよ」
そう言って笑った・・・
「あけてごらん・・」
箱を開けると、ネックレスがきらめいていた・・・そう・・・
「現在・過去・未来」の3粒のダイヤが並んだネックレスだった

「5年前・・俺と出逢ってくれて ありがとな」
「そして今・・こんな癌になった俺と一緒に生きてくれてありがとな」
「そして・・・・・幸せにしてやれなくて ごめんな」

涙が止まらなかった・・・
彼の胸でしばらくの間うずくまって泣いた・・・
彼は、優しく髪を撫でてくれながら・・言った
「毎年、この日・・この海に・・必ず君に逢いにくるから・・」

もうすぐ・・・あの日から1年・・
約束の日は・・やってくる・・・
彼は、今でもずっと私の胸できらめいている・・・


 

想い出の熊本・南阿蘇オーベルジュへ・・【癌(がん)と共存!愛は癌(がん)よりも強し!】5

「諦めない!」そう思いながら・・・
彼の心と体の歩調にあわせて、わずかな期間
何もしない・・静かな時を過ごした・・・

もう1度、熊本に行きたい・・・と彼が言った
1年前、抗がん剤治療を終えた頃・・
私の誕生日プレゼントとして・・娘と内緒で計画し
連れて行ってくれた「オーベルジュ森のアトリエ」という
ペンションだ・・・

あの時の感動が甦ってきた
ペンションに着く ぎりぎりまで行き先を教えてくれなかった彼
あの頃は、新たな余命告知された直後で・・
彼は、少しでも多くの想い出を作りたい・・・と
必死で私を いろんな所に連れて行こうと、
ある意味、生き急いでいた・・

彼には彼の・・・さまざまな人生の思い出があり・・
私にも私の・・・さまざまな人生の思い出があった・・

そんな、お互いの人生の積み重ねの中で
ひとときの同じ時間を共有することができた偶然・・・
違う・・この頃の私たちには・・この出逢いは必然だった

わずか5年という時間ではあったが・・・
出逢った時から・・・
今まで お互い経験したことのない凝縮された時間
経験したことのない心の揺れを感じあっていた・・・

心から信じあうことの意味を求め、傷つけあうこともあった
どんなに傷つけあうことがあっても
それでも、一緒にいたいと思う気持ちが強くて
どうしても、一時的な感情で
諦めようという気持ちにはなれなかった・・・
それは、彼も同じだった・・・

いつでも、彼は全力で、1等賞の愛を注いでくれた・・
いろんな問題を、やっと解決し・・・
「籍を入れるか・・」と、彼が言葉にした直後での 癌告知だった

私もショックを受けたけれど・・
おそらく彼は、言葉にこそ表すことはなかったけれど
絶望的な思いで いっぱいだっただろうと思った・・・

その時の、本当の気持ちは最後まで語らなかったので
私は・・彼が言葉で伝えてくれる気持ち・・想いを
自分に置き換えて感じ・・そのうえで彼の性格に重ねて
そして彼の希望や想いに寄り添い、叶えられるように
自分の全力を尽くすしかなかった・・・

彼は、その頃の自分の体の状況を1番わかっていた・・
熊本に行きたいという気持ちも本当だったと思う。
けれど、熊本が体力的にも精一杯だというのも本当だった・・

オーベルジュは1年前とは また違う色と香りがした・・
偶然にもコンドミニアムの部屋は 同じ部屋だった・・
ただ違うこと・・・
それは、彼と一緒に星空を見れなかったこと・・・
麻薬が効き過ぎていて、珍しく深く深く眠っていた・・・
夜中の3時まで、5時間近くも眠っていたのだ・・・
続けてこんなに眠る事は・・その頃の彼にはありえない事だった

私は彼が目覚めるまで、ベランダで流れ星を数え続けた・・・
ひとつひとつの流れ星に・・いろんなシーンが重なりあった・・・
彼が熟睡できることを 素直に喜べる自分がいる反面
彼と星を見れない現実を 寂しいと思う自分もいた。

18個目の星が流れた時・・・「kyoちゃーん」「どこにおるん?」と
探す声がした・・・急いで部屋に入ると、痛くて目覚めた彼が
佇んでいた・・・しばらく背中をさすってあげたら落ち着いてきた

「ごめんな・・ひとりにして」と謝る彼・・・
ひとりで起きていることなんかよりも・・
痛みを越えて 彼が謝ることのほうが切なかった・・・

今夜は オリオン座流星群・・・
そして来月は 彼と出逢った獅子座流星群がやってくる・・・
南阿蘇で見た星空を そして、その時の彼をふと思い出してしまった

 

再燃していた癌細胞【癌(がん)と共存!愛は癌(がん)よりも強し!】5

PET検査のフィルムは
あまりにも衝撃的で・・・
あまりにも現実的で・・・
私の中で築き上げてきた「希望」を
一瞬にして 打ち砕かれた気分だった

日に日に低下してゆく彼の体力・・
私の目から見ても、顕著だった・・
彼を支えているもの
それは 彼自身の、人生に対する想い・・
大切な人たちへの愛しさ・・

それでも・・抗がん剤投与をしていた頃とは違い・・
自らの強い意志で「生きている」というよりは
一瞬一瞬を、「生かされている」という感じだった・・

痛みを感じていない時は
「どこか出かけようか」と・・いつも気を使ってくれた・・
痛みを感じていない時・・と言っても
正確に言うなら、動きたくない→動けないほどの痛みを
感じていないと表現したほうが正解だろう・・・

麻薬を飲んでも、完全に痛みが消え去るということはない
そう言っていた・・・
免疫力が下がり始める午後・・特に夕方に、かなりキツい
痛みが出現していた。
痛みにも・・いろんな痛みがあるということが伝わってきた

薬を飲んだのに・・時計ばかり見ている・・
「まだ1時間前に飲んだばかりだよな?」
6時・14時・22時・・何度もTVの画面のすぐ上に貼ってある
薬の時間割を見ている・・・

ペインコントロールの記事でも書いたように
MSコンチンは即効性タイプではない。
血中濃度が最高値にたどりつくまでには、1時間ほどかかる

なんどか私が仕事に行っている時に、この事を忘れ(忘れた
というより、本当に飲んだか不安になって)勝手に、もう1錠
飲んだりしてた時があり・・帰宅した時にドロドロになっていた
事があったため、確認のために時間割を書いて貼り
昼のMSコンチンは別の小箱に入れ 薬を出した後の空ゴミも
また小箱に入れておくようにしてもらった。

そうすれば飲んだという事が 自分でも確認できるから・・・

この頃ウトウトしている時に、よく夢のような幻覚のようなものを
見ていたようで、突然「切って!」と言うので 「何を切るのかな?」
と聞くと、「右わき腹(肋膜転移のあたりを指して)から、白い毛が
どんどん生えてきたんだよ・・そして、その向こうから天使がやって
くるんだよ・・」とか「魔女が3人いて、次々とやってくるんだよ」

夢というよりは幻覚であることは間違いない・・
だけど、そのことを楽しそうに、少し得意気に言う彼のキャラに
支えられているのは私の方だった・・・

「希望」を捨てた時に・・は一気に攻めてくる!
再燃し始めた癌細胞を見て、怯んでいるわけにはいかない・・・
まだまだ選択肢はある!
そう自分に言い聞かせた・・・

癌と共存の想い出旅行・・【癌(がん)と共存!愛は癌(がん)よりも強し!】4

1週間の仮釈放(仮退院ですね!はいっ♪)はれて自由の身になった

彼は、前回同様・・やっぱりじっとなんてしていられないようで、翌日は

私の娘が遊びに来た事を理由に、街に行き・・ホテルのスカイラウンジ

でランチ♪自分はと言えば、食べたいものに少し口をつけるだけで・・

ほとんど、娘や私の皿に「これも食べてごらん♪」と移している・・・・・

「栄養を摂らないといけないのは 君でしょうが!!(笑)」と言う度に

「いいんだよ、お食べ!」と楽しそうに笑っている・・・そうなんだよね!

彼のひとつひとつの行動は いつだって私達が喜んでくれる事、楽しん

でくれる事を 自分の喜びとして行動しているものね・・・

癌だとわかってからは尚更・・1秒たりとも無駄にしたくない!って感じ

で行動している彼・・・改めて余命告知の是非について考えさせられて

しまう・・・

ランチの後も、市役所に行ったり、買い物に行ったり、いくつかの用事

を済ませ・・夕方やっと家に着いた・・さすがに少し疲れた様子・・・

夕飯を食べた後、突然・・「明日は長崎に行こうね!」と言い出した・・

「えっ?長崎?」と驚いて聞く私に、「いいから、いいから(^^)行こうね」

と楽しそうに言う彼・・どうやら、私の娘と計画してビクトリア号という船

のホテルに予約を入れているらしい・・(いつのまにー(汗))・・

彼の体調が少し心配ではあるけれど、車だし、休み休み行けば大丈夫

かなーと・・それよりも、今は「行きたい!」と思う彼の気持ちを、何より

も尊重してあげたかった・・・

翌朝9時に出発・・お昼に佐世保に到着!西海パールシーで遊覧船に

乗って50分間の九十九島遊覧・・・大好きな海で風と戯れながら、遠く

を遠くを見つめている彼を、傍らからみているうちに 想いが溢れてきた

  彼は本当病気なの?余命数ヶ月? 夢じゃないの?

  余命告知から2ヶ月経とうとしている今、時々弱虫な私がいる・・・

ビクトリア号での船上バイキングを楽しんだあと タクシーで稲佐山の

夜景を見に・・・出逢った流星群の夜の☆星々が落ちて散らばっている

かのような、きらめく光に溶け込んでしまいたい気分でした・・・

 

2日目は、眼鏡橋・・グラバー園・・大浦天寿堂・・ペンギン水族館に行き

林の中でいっぱい遊んだ後、のんびりゆったり帰りました・・・

かけがえのない想い出がまたひとつ、心の引き出しに増えたね♪

夕方、無事に家に到着!この夜は、さすがに2日間の疲れがでたのか

久々にレベル3以上の痛みが・・・

ロキソニン内服したものの、2時間くらいキツそうでした・・・冷やしたり

背中さすったり・・・肌と肌のふれあいが彼にとって1番効果がある事

を実感しはじめたのも この頃からです(彼と、魔法の看護と命名しまし

た(^^)v)痛みが治まった後、彼がポツリとつぶやきました・・・

「これが現実なんだよな・・これからもっと痛みが強くなってくるんだよな

多分俺、ますます性格悪くなってくるよ・・」と・・・

そのとうりだと思いました・・私は仕事柄幾度も癌で苦しむ患者さんを

見ていましたから・・極度の痛みは人格を変えてしまう事もあります。

それでも、彼は彼です・・・いい時の彼だけを愛しているわけではあり

ません・・・どんな彼であろうと、彼のすべてを、ありのままの彼を受け

止めていく・・ その気持ちに揺るぎはありませんでした・・・

彼の癌は彼の一部なのだから・・・

あさってからの再入院→そして、抗がん剤投与2クール目を前に・・・

ゲルソン療法の実践開始です・・・

 

  

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