思えば・・1年前のこの時期
体がとても重かったりだるかったりしたなァと
今、あらためて思いだした。

検診でドクター呼び出しがかからなければ
体が動かなくなるまで仕事に没頭してただろうな・・
そんなふうに思う。

数日前に緩和ケアの勉強会に参加。
大好きなチャーリーの久々の講演会
もちろん最前列で。

緩和ケア病棟から在宅ホスピスへ〜
この10ヶ月で素晴しい在宅ホスピスを確立してきた先生は
本当に今が充実しているのが伝わって・・
とてもキラキラ輝いていた。

最期の場所として、何処を選ぶか・・・
もちろん希望が叶わないことも多いし
現代の家庭事情もある。

ペインコントロールの現状と連携の理想・・
最新の薬剤の組み合わせ等を聞いていて
ゆふみ病院で先生に出逢った時のことを思いだした。
まず、触れてくれたこと・・
そして「辛かったね」と言ってくれたこと・・
ただ薬剤を処方するだけでは痛みはとれない
その痛みも、痛みに耐えてきた心も受け止めて
はじめて緩和ケアははじまる気がする。

今は、癌と診断された時からが緩和ケアは始まる
チームで関わることの大切さ・・・
治療法がなくなっても、絶対に見捨てないでくださいと
言われていました。


そして心に残った言葉
・・人はしなやかな心をもっています
(自己の弱さ・内的自己の探求・価値観の変化・
新しい自己の再発見〜患者さんが自分自身を乗り越えてゆく)

・・最期の瞬間まで人は成長することができる

・・人は最期まで笑顔でいられます

そして、最後に
「生きるということは ひとのために尽くすこと」という
山田泉さんの言葉で講演を終えました。

チャーリーの在宅ホスピスと共に
私の癌治療は始まりました・・・
この10ヶ月の時間の体験は、とても貴重なもので
今、仕事復帰して、あらためて感じるものがあります
想いばかりが先走らない・・そんな実感を得ています

ゆっくり心を込めて、患者さんに寄り添っていきたい
そんなふうに思っています