CA0Z9K5Hyuuhi


春・・・命の息吹あふれる

大地には小さな命の根っこ
顔を覗かせている、小さな野の花

笑いながら囁いている菜の花
にっこり微笑む色とりどりのチューリップ

ひとひら、ひとひら 舞い落ちる桜に・・・
儚さと切なさを覚えながら
高台から見下ろす海に 春の光りをみた

ひと月という時間は、あっという間に過ぎゆき

そして季節は巡り1年という時間も・・
いつの間にか過ぎゆくけれど
もう、触れることはできないキミのぬくもりは
こうして時間のなかで、想いでのなかで・・・
何度でも、感じるんだ

時に、つかもうとして・・・つかめない
そう・・・風のなかにキミはいる

季節のなかに・・・光りのなかに・・・
そして愛のなかに・・・

CAKPURUAaoibara



ねぇ・・・キミは
あの旅立ちの時を覚えてる?
痛みのなかで・・・
空気が吸えない苦しさのなかで

それでも、キミがキミを投げ出さなかったのは
最期まで明日へと心向かえたのは
伝えたいことを伝えるため・・・
護りたいものを護るため・・・そして・・・
愛するものたちの心に
後悔を残させないため・・・
生きてきた人生に、ありがとうを言うため・・・
だったのかな・・・

ねぇ・・・ほんの少し
もう少しのチカラが欲しい・・
そんな「今」があるんだ・・・

どうかどうか・・・風の中に・・・
大切な人の折れそうな心を護るための・・・
ほんの少しのチカラを添えて
送って欲しい・・・
痛みから、苦しみから解放される時まで
時は・・・今しかないから・・・

キミに逢ったこともないのに
キミが見えるんだ。って言う大切な友のために・・・



        Dear