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 ー最期のときにはー 


 

最期のときには

誰かの手を握りながら死んでいきたい。

 

たとえ どんなに恵まれた人生でも

 

人は 最期には独りぼっちの小さな船で

死という大海に漕ぎださなければならない。

 

そのときに、誰かから愛され、
赦されていると 思えなければ

 

どこかへ向かって漕ぐ手にも力がはいらないであろう

 

                    −日野原重明ー 

 

 

少し前に・・・出逢った、ある患者さんの旅立ちに

どうしても、どうしても哀しみが止まらずに

心がもがいていた数日間・・・

 

 

そんな時には・・・とにかく活字を読んでしまう。


言葉のカケラを 


探し求めて・・・


拾い集めて・・・

 


時に 己に問う・・・

映し出しているものは 自分の心じゃないの?

 

小さな葛藤は いつだって、いくつだってある。

 

けれど、たどりつくトコロは いつも同じ「想い」・・・

 


最期のときには・・・

大切な人や・・家族に触れられて・・・光に融けて欲しいとー

愛されて・・・赦されて・・・還って欲しいとー

 


そうありたいな、と思うし

そうあってほしい、と願う・・・

 


日野原先生の「いのちの言葉」には

慈愛が溢れていて・・・

 

今回も・・・愛と赦しによって

心をキラキラ磨かれた気がします・・・

 

また、明日から新しいスタートライン

ゆっくり、愛を届けていきたいと思います。