・・・人生には「決断」をしないといけない場面が多々あります・・
歳を重ねるごとに、その時その時・・様々な「決断」をしてきました。

余命宣告をされた時・・・「決断」しなければならないことは、多分
たくさんあることでしょう・・・

治療法に関しては「自分の病気の治療法は自分で決断する」・・・
これが最終的には後悔しない為の原則だと思います。

実際に、家族や恋人・・親しい友人が意識不明の状態になった時
その治療法を選択しなければならない状況になった時、治療法を
決める際に「本人は何を望んでいたのだろう」という思いがわいて
くることは、多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか・・

本人の希望がわかれば、できるだけそれにそった治療を選択する
ことができるのに・・・
あるいは、自分の時には事前に家族や友人に話しておきたい・・・
そこで考えられたのが、治療法に関して、前もって医者や家族に
自分の希望を伝えておくという「治療の事前指定書」・・・
それが「レット・ミー・ディサイド(LMD)」−わたしの選択・・です。

つまり、重症の病気や怪我などで意識不明の状態となって、治療に
ついての意思決定ができなくなった場合のことを考えて、事前に
自分の希望する治療法などを示しておく文書です。

LMDの事前指定書の内容
(宣言)
として
初めのページに「この指定書は 私が意思疎通ができなくなった時に
のみ効力を発揮する」旨の宣言があり、その下に本人が署名します。

(代理人と かかりつけ医)
ついで、その下に代理人2人と、かかりつけ医の署名の欄があります
代理人の役割は、本人と終末期医療や生と死について話し合い、
お互いの理解を深める事、また・・本人の選択が より本人にとって
真実となるように、協力し支援することです。
かかりつけ医は、医師として指定書を記入する本人、及び代理人へ
医療面からのアドバイスを与えます。緩和ケアとは何か・・・集中治療
とは何か・・・など、本人や代理人が正しい理解のもとに治療法を指定
できるように説明します。また、いざという時に治療にあたる医師に
本人が事前指定書を持っていること、及びその事前指定書の内容を
伝え、本人の希望にそう治療を要求します。
そのような役割を果たす為には、ふだんからの「かかりつけ医」と
して
の役割が欠かせないと思います。

(個人用医療チャート・治療法)
ここで病気の状態が回復可能か、不可能かに分けて それぞれ治療法
栄養補給法(4段階に分けられる。口から食べる方法として基本栄養と
補足栄養、口からの摂取が不可能な場合に管を通して栄養を補う方法
として経静脈栄養、つまり点滴と経管栄養がある)
心肺蘇生希望の有無を指定します。
治療法は、ヾ墨促吋□限定治療→3芦陛治療→そ乎羲N鼎
4段階に分けられます。これらの中から、回復可能な場合と不可能な
場合に分けてそれぞれ選択します。

(個人的要望)
3ページ目に医学用語の説明があり、それに続いて最後のページには
「個人的要望」を記入します。
「私は以下のような状況になれば、私にとって回復不可能な状態である
と考えます」つまり、自分自身がたとえ意識不明の状態から回復しても
このような状態になるのでは生きていくのに」耐えられない・・・従って、
それは回復不可能と考えて欲しい、という声明です。
ここでは、例えば「アルツハイマーになったら」とか「末期の癌になったら
」など病名で記述するのではなく、「「家族を認知できなくなったら」とか、
「コミュニケーションが取れなくなったら」とか具体的な状態を自分の言葉
で表現するようにします。

・・事前指定書を書く手続き・・
「レット・ミー・ディサイド(LMD)−わたしの選択」の事前指定書を書くに
あたっては、以下の手続きが必要です。一見面倒に思われますが・・・
大切な命の問題を、しかも自分が意識のなくなったときの治療法を指定
する・・という一大事を決定するのに、それなりの時間と手間をかけるの
は当然ではないでしょうか。ともかく納得できるまで事前指定書を検討し
代理人、かかりつけ医とはなしあってみてください。

,泙此∋前指定書を取り扱ってる医療機関・施設に相談します。
わが国では、まだ受け入れ施設が少なくLMDを知らない医師も多いの
ですが徐々にLMDを理解し受け入れてくれる医療機関が増えています

△修海琉綮奸κ欸鮖奸Υ埜郢嫖の医療スタッフから説明を受けます。
「緩和ケア」とは何か、「集中治療」とはどういうことか・・・
本やビデオを使って家族と一緒にみるのもいいでしょう。

かかりつけ医・家族・友人など(代理人)と話し合い理解してもらいます
かかりつけ医がいない方は、レット・ミー・デイサイド研究会が受け入れ
機関を紹介したり、自分のかかりつけ医にLMDを相談することもできます
福岡レット・ミー・ディサイド研究会事務局
〒815−0071福岡市南区平和1−6−1 福岡NPO共同事務所
「びおとーぷ」   TEL092−526−9620

ぢ緲人と一緒に、事前指定書を完成させます

ヂ緲人とともに かかりつけ医のところに行き、署名してもらいます

Δ海譴濃前指定書は完成です。本人と代理人(2人)かかりつけ医が
それぞれ保管します。自分の指定書は、保管場所を明確にしておきます

     

以上は、にのさかクリニック院長 二ノ坂保喜氏の文からの引用ですが
みなさんは、LMDご存知でしたか?
私は、このLMDの用紙・・そしてリビング・ウィルの用紙を見たとき・・・
どこかで見た事あるような・・・・そんな気がしてならなかったのですが
途中の文に見覚えがあるんだ!ということを思い出しました・・・
ホスピスで記入したものと似ていたのです。

普通、入院時にアナムネというものをとるのですが、ホスピスでは最初に
深い温かい傾聴から始まったためか、特別にアナムネをとったという記憶
が残ってないんですね・・・代わりに告知、面会、そしてリビング・ウィル→
尊厳死的な問いかけがあったような気がします。

こういうひとつひとつのことを取り上げていく心の流れの中には・・・
やはり彼との闘病の2年間があり、1年かけて彼との闘病の日々を綴り
そして、その流れの中で出逢った闘病中の方々のブログやHPから・・・
私は色々な気付きや学び・・そして癒しやパワーをもらっているという事に
とても感謝しています。今の私の最大のグリーフワークなのだと・・・

白が健康で黒が病気・・・そんな固定観念はいらないなぁ・・・
よく仕事中に、ルートキープに苦労したり原因不明の熱発や痛みの訴えの
続く患者さんに「なんでだろう?」と言っているナースに「体の中が透けて
みえるメガネ開発してあげようか」と言うと、みんな、「欲しいー」と言う・・・
そんなふうになったら・・・神秘が神秘じゃなくなるかな・・・
固定観念に心捉われすぎて、黒を暗闇に受け止めていくことが 案外1番
病気を作り出しているのかもしれないよね・・・