ペインコントロールに関しては、早い段階から かなり調べました・・
情報を全部書き綴ると、かなり長くなり・・かなり専門的になるので
自分なりに「ここは!」という部分を抜粋してみようと思います・・

現在、癌疼痛治療の基本はWHOが発表している
「3段階徐痛ラダー」という治療法です。第1段階の弱い痛みに
対してはNSAIDs(エヌセイド)→非ステロイド性抗炎症薬や
アセトアミノフェン・・第2段階の中等度の痛みに対しては
弱オピオイド製剤とNSAIDs(もしくはアセトアミノフェン)の併用・・
第3段階の強い痛みに対しては、強オピオイド製剤とNSAIDs(もし
くはアセトアミノフェン)の併用というのがWHO方式の骨格になって
います。

ここ2〜3年の間に新薬が発売され、オピオイドローテーション
(オピオイドの種類を代えることにより、疼痛治療の効果を高めたり
副作用の軽減を図る方法)の幅が広がったようです。

癌だから痛くて当たり前、そう信じている人が多いようですが、
それは間違いで、痛みは取る事ができるのです。
だから、我慢してはいけない。我慢が病をさらに深刻なものにし、
その人から人間らしさを奪っていく。痛みを取り除いて生きている
喜びを感じられる心と生活を取り戻そうというのが、
ペインコントロールの真の意味であると思います。

正しいペインコントロールを行えば8〜9割の人は痛みを取る事が
可能です。
癌である以上痛みがあるのは仕方がないと諦めるのではなく、「痛み
をしっかり訴え、WHO方式の疼痛緩和を試みてほしいと、勇気を
出して要請してほしいのだと・・
患者さんが強く求めれば医師は動かざるを得ない・・・とある本で
麻酔科の医師のコメントに書かれていました。

WHOは「癌の痛みは治療できる症状であり、治療すべき症状である」
と・・疼痛緩和を医師の義務としています。
患者には痛みを取ってもらう権利がある・・と。
「おまかせ」の医療の時代は終わっている。患者自らが自分の病気を
知り、治療法を選択していくことが、疼痛緩和でも求められている。

痛みは体だけの問題でなく、その人から気力や意欲を奪います。
睡眠、食事、身だしなみを整えるといった基本的な生活が害され
不安やイライラで心がいっぱいになって、生きている喜びを感じられ
なくなる。癌と闘うための体力と気力を失わせるのが痛みです。
そんな手ごわい敵と闘うには、敵=痛みを知ることが大切です。

「いつから、どこがどのように、どんな時にどのくらい痛いのか・・
痛みはどれくらい続くのか、といったことを出来るだけ正確に医師に
伝えることが大切であり、ペインコントロールが始まってからも、
どんなふうに効いているか、きちんとコントロールされているかを
伝えていくことが大事です。痛みは主観的なものだから、患者さんの
情報を元にしか医師は痛みの評価ができないのです。
ペインコントロールがうまくいかない原因の殆どは、薬の効果と
患者さんの全身状態について適切な評価ができていないからです。
痛みを我慢せずに、正確に伝える。この事が重要なのです。

注意しなければならないのは、痛みにとらわれすぎないこと!
痛みの原因がわからないと不安が増す。
なぜ痛みが起こるのか?まず医師から十分な説明を受けることが
大切で・・そのほか、疼痛治療がどのようなものか、薬の効果的な
飲み方、もし激烈な痛みが起きたらどうするかなど、不安に思う事は
すべて納得できるまで聞く事・・
痛みや治療に対する不安が軽くなれば、その分意欲や気力がわいて
くるはずなのである。

癌の痛みは、うまくコントロールできれば、日常生活を楽しみ仕事を
することだって可能なのです。諦めてはいけない・・・
そう書かれていた医師の記事に出会って、
私たちのペインコントロールは始まりました。
そして、常に心に留め最後までコントロールをおこないました。

次回は、骨転移のペインコントロールについてお伝えしますね。