ゲルソン療法について・・・(星野仁彦氏の本からの引用文)

 ゲルソン療法はドイツの医師(医学博士)マックス・ゲルソンが1930

 年代に開発した治療法です。ガンを全身の栄養障害、代謝障害と

 とらえ、特殊な栄養方法、食事療法で治療する方法です。大量の

 生野菜ジュース、塩抜き、脂肪抜きの食事などがその柱になります。

 

 ゲルソン博士によると、「ガンの腫瘍はガンの症状のひとつではあっ

 ても、ガンのすべてではない。ガンとはガン細胞や腫瘍を生み出す

 ような体全体の栄養代謝の乱れなのだ。そして、ガンとはすべての

 病気の中で最もひどく栄養代謝の乱れた病気である。腫瘍に目を

 向けるのではなく、体全体の栄養代謝を正せばそれでガンは治る」

 ガンは全身の栄養障害、代謝障害による病気で、腫瘍の塊ができ

 ている局所の病気ではない・・と。

 この点を、現在の人の多くは誤解しています。医師の中にさえ、間違

 って解釈している人がいます。胃癌は胃の病気で、肺癌は肺の病気

 と考えます。ガンの専門医は今日では、ガンを全身的な病気と捕らえ

 ているでしょう。しかし、治療となると局所の腫瘍を取り除くことに熱心

 です。確かに胃癌は胃の病気に違いはありません。けれど、胃だけの

 病気ではないのです。

 ガンの塊があれば、まずその局所を切って取ります。取り残しがあれ

 ば、次に放射線をかけます。それでもまだガン細胞が残っていれば

 抗がん剤を用います。これらの治療を全面的に否定するわけではあ

 りません。ガンの塊があれば、手術可能なら、まずそれを切って取り

 除くべきです。しかし、それは結果としてできている塊を取り除くだけで

 根本から治した事にはなりません。

 

 ガンの食事療法では、ゲルソン療法のほかに、我が国では甲田療法

 や森下療法が、欧米ではケリー療法とかレビシ療法などがよく知られ

 ています。ゲルソン療法、甲田療法、森下療法は基本的には非常に

 似ていますが、明確に異なるのは、塩分の摂取です。ゲルソン療法

 は、塩分はガン細胞の栄養になるとの考えにたって、極力制限します

 が 他のふたつの療法では、必要なものとして積極的に勧めます

 あと、野菜ジュースは甲田療法でも欠かせませんが、違いは量です

 ゲルソン博士の考え方では野菜は抗がん剤の代わりです。

 ガン患者はそもそも栄養欠乏症と考えられています。カロリーの欠乏

 ではなく栄養、それもビタミン、ミネラルの欠乏症で、それが栄養障害

 ということです。できるだけよい食事から、よい栄養を摂れるだけ摂る

 というのが基本です。

 ゲルソン療法は非常に厳格で 食べてよいもの、いけないものの区別

 をはじめ、数多くの制限や決まりがあります。

 原則どおりに行うのは、至難の業といえるでしょう・・・私の場合、原法

 どうりではなく、基本を押さえながら、省略してよいと判断した部分は

 省略しました。それでもすばらしい効果が得られることは、私自身の

 体験と結果からもそういえます。

 

 詳しい療法は 星野氏がとても丁寧に長く書かれているので、人間

 本来の自然治癒力に関心があったり・・病院や薬に頼ることを躊躇

 されているかたが もしいらっしゃるとしたら この食事療法は、ある

 意味では、人間としての根本的なことを再認識させてくれる 基本的

 なことを提唱してくれている意味深い療法だと思いますので 読まれ

 てみるだけでも 参考になると思います。実際様々な指導をおこなう

 機関やホリスティック医学などの事に関しても書かれています。

 藁にもすがりたくなる想いで 情報を集め試したくなる気持ちになりま

 すが、「これを飲めばガンは完治する!との謳い文句の本を読んで、

 高額のサプリや療法を試される前に 内容だけでも知って頂きたい

 療法です。お金もそうかからないですし・・・(^^)

 他の慢性疾患にも効果があると書かれています(元は慢性疾患の

 治療法ですね)・・

 

決定版 ゲルソンがん食事療法

 

ガンと闘う医師のゲルソン療法―自らのガンを克服した精神科医が選んだ究極の栄養療法